ピアノを弾くと頭が良くなるというけどヴァイオリンは...?
「ピアノを習うと頭が良くなる」
と、どこかの脳科学の先生がおっしゃっていました。
そのとおりだと思います。
楽譜を目で見て、脳が両手を動かし、出てきた音を耳で判断する、という作業を繰り返すので神経系が刺激されっぱなしになるわけです。
しかもピアノは両手をバランスよく使うし、「旋律」「伴奏」「内声」などを理解してそれらすべてを1人で処理しなければならない!
なるほど、ピアノはいかにも頭が良くなりそうだ。
じゃあヴァイオリンはどうか?
ヴァイオリンは左手が弦を押さえ、右手が弓を持って弦を擦り、音を出す、ということをしています。
やっている事はピアノとそれほど変わりませんが、大きく違うのは左手と右手の役割が別であることです。
ピアノで「ド」の音を出す時、「ド」の音の鍵盤を押すとポーンと「ド」の音が出ます。
「レ」の音を出す時は「レ」の音の鍵盤を押すと「レ」の音が出ます。
「鍵盤を押す」ことで「音程をとる」ことと「音を出す」ことが同時にできるのです!
すごいなピアノは。
ヴァイオリンはというと、音程を決めるのは左手、音を出すのは右手、と、両手が同時に別のことをしているのです!
ピアノとは頭の使い方が少し違いますね。
むずかしいことのように思えますが、人間は素晴らしい。慣れてしまうとどうってことありません。
例えるなら左手でお茶碗を持って右手で箸を使ってご飯を食べるくらい、わけないです。(わかりにくかったか...?)
これだけでも脳みそに良さそうですが、これだけでは単なる作業。体を動かす話であって体操してるのと同じです。
ピアノとヴァイオリン、双方に言えることですが、大事なのは「音を出す」ということ。
これが重要なのです!
どう重要なのか?、というお話は長くなったので一旦切って次回にしたいと思います。
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